オウンドメディアとは、自社で保有するメディアのことです。自社で発行するパンフレットや、自社サイト、ツイッターアカウントなどすべてを総称したものですが、狭義には自社サイトを指すことが多いです。
オウンドメディアの活用法
オウンドメディアの役割はブランディングです。しかし、細部までこだわったホームページを作っても、それだけでは注目を集めることができず、消費者に見てもらうことができません。そこで、ペイドメディアやアーンドメディアによってオウンドメディアに誘導することで、顧客ロイヤリティの向上や、潜在顧客の獲得という宣伝効果を狙うことができます。
そのような性質上、オウンドメディアは効果が出るまでの期間が長期化しやすいです。ブランディングをおこなうには質の良い情報を、定期的に継続して発信する必要があります。そのため、すぐに効果を出すことはむずかしいです。
また、オウンドメディアに自社の商品やサービスを褒め称えるような情報ばかりを載せていると、逆に信用を失うことがあります。そうならないためには、肯定的な意見だけでなく、ユーザー視点の厳しい意見も掲載することが大切です。
オウンドメディアの成功例
東京個別学院は、2016年からオウンドメディアを運営していました。一定のアクセスは稼げていたものの、PVが伸びている、とはいえませんでした。CVも足りないため、運営していても意味がない、という悩みを抱えていました。
オウンドメディアを改善することにした東京個別学院は、それまでの運営において、コンテンツでいかに流入をとるか、という意識が強すぎたことを省みました。配信していたコンテンツは、新規ユーザーの獲得には寄与していたものの、入塾ニーズとは遠いところにいるユーザーを集客していたため、CVが伸びないのは当然のことでした。
その反省により、メディアのペルソナ設定やコンテンツ設計を見直し、流入が取れる記事、読者を育てる記事、CVにつなげる記事、など、目的別にコンテンツを配信することで、CVを伸ばそうと画策しました。その結果、CV数は35%アップし、満足できる成果となりました。
まとめ
商品やサービスを売るには、オウンドメディアを効果的に運営し、さらにほかのトリプルメディアも活用し、ブランディングを行うことで、顧客ロイヤリティの向上、潜在顧客の獲得を狙うことが重要です。